KDDI - リーンDXで新たなプロセス構築を支援
KDDI

概要

KDDIは、フォーチュン・グローバル500にも選出されている、日本・アジア地域における大手通信企業です。同社は、2012年頃からアジャイル開発を社内的に推進・展開、近年は、顧客企業への開発サービスでのアジャイル開発の適用にも取り組んできました。

社内では着実に実績を重ね組織的な取り組みを拡大してこられた同社ですが、企業間のアジャイル開発に対する理解の差や契約関係が発生する開発サービスにおいては、安定したサービス提供の難しさを感じていました。

今回、KDDIは、顧客企業により計画的にデジタルソリューションを提供するため、CI&Tのリーン・デジタル変革およびリーン・アジャイル開発プロセスに可能性を見出し、CI&T Japanをパートナーとして選択しました。

 

チャレンジ

DX:リーン・デジタル・トランスフォーメーションによるKDDIのプロジェクトマネジメントの近代化と改善が必要とされていました。

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ゴール

組織文化はデジタル変革への大切な鍵です。CI&Tがリーン・デジタル変革を自社・他社にどのように適用しているか把握したKDDIは、CI&Tのアプローチに習い、新しいアジャイル開発プロセスの構築に取り組むことにしました。このために進行中プロジェクトを1つ選択、CI&Tチームと共に取り組むことで「Learn by doing」を実践。プロジェクトが本来のアジャイルデリバリーの目標達成度を日々確認しながら、さらには「守破離」を通じた文化の共有にも力を入れました。

 

KDDIは以下3点をプロジェクトの目標としました。

・現在位置の確認 - アジャイルプロセスに関するスキル習熟度、期待できる効果、チームの役割と行動を把握し評価する。

・プロジェクトの生産性と可視性の向上 - 予測性の高いアジャイルプロジェクトを実現し、顧客の期待に応えられることをステークホルダーに保証可能にする。

・学びの広がり - KDDIリーダーシップを含むチーム全員がCI&Tと共に学び、最終的には自社でこれらの改善策を適用できるようにする。

CI&Tの関わり方

評価プロセス中に開発チームの現状を確認する「Gemba(ゲンバ)」を頻繁に行うことで、KDDIリーダーシップ層の積極的な参加と賛同を得ることに成功。本格的なプロジェクトの着手前には、A3やデザイン思考など戦略的な手法により、プロジェクトの課題・原因、そして現実的な目標を洗い出し、プロセス全体の設計を行いました。また、アジャイル開発におけるプロジェクトマネージャー(PM)の役割定義を共有。スケジュール、コスト、リスク、チーム管理の円滑化を測りました。

その後、CI&TはKDDIの開発チームに合流、アジャイルプロセス・ツールの導入、そして技術的判断への改善策導出を日々支援しました。ロードマップ策定やデイリー会議等の目標管理プロセス、また、メトリクスの使用により、2週間スプリントでのプロジェクト状況確認や提供価値の見える化、方針の調整も可能となり、主要ステークホルダーにもアジャイル開発についてより安心感を持って頂くことができました。

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結果

プロジェクトが終わりに近づく頃には、KDDIチームは、更に進化させたアジャイル手法を活用することが出来るようになっていました。アジャイルな運用モデルの観点から、不確実性の高い新しい取り組み(データや比較対象があまりない斬新なアイデアなど)にも自信を持って取り組んでいることが明らかになりました。また、今回のプロジェクトはKDDI全体としての意識改革にも繋がり、よりアジリティと柔軟性の高い企業へと進化しました。CI&Tは、今後もKDDIとのパートナーシップを継続的に拡大し、多分野でKDDIのデジタル変革や彼らの顧客の事業をサポートしていきます。

フィードバック

「多くの企業では、予算を決済するにあたり、スコープやスケジュールなど明確な根拠の下にアジャイル開発を進めることが求められます。開発当初は柔軟にスコープをコントロールできていても、多くのステークホルダーの関与によりプロジェクトの柔軟性やチームの自律を妨げるケースも出てきます。

そのため当社は法人向けのアジャイル開発に多数実績ありチームの自律とプロセスの遵守を両立しているCI&T社との取り組みにより、プロジェクト状況を可視化し、お客様の期待値をコントロールする方法を学びながら、KDDI独自のアレンジを加え、より進化したプロセスでお客様に満足頂ける体制を構築しました。

今後、一層のニーズが予想される5G・IoT分野において、KDDIの通信事業者としてのケイパビリティに法人様向けアジャイル開発体制とプロセスを加え、お客様とともに、当社だからできる新しいビジネス価値の創造を推進していきます。」

KDDI株式会社 クラウドソリューション部長 永澤 隆介氏

ソリューション

アジャイル開発手法を軸としてデジタルに適用したリーン原則を社内に取り入れていただきました。

 

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